それでもいいって、いったじゃん。
無知も、知った気になっていたことも。すべて、きっと罪だと思い知った。
あんな顔をする前に、
苦しい思いをしたらすぐ伝えて相談してくれると思っていた。
結局、私はなにも知らないでいる。
彼の理解者になったつもりでいた。
呆れるほどに愚直で、浅はかな女だ。
後悔を積み重ねて、遠回りをして。生きていくことがどんなに辛いか。
知っていてなお、同じように歩んでいくんだ。おまえは本当に馬鹿だねといったあーちゃんのやさしい顔が、何度もちらついては鼻の奥がギュッと痛む。