___BlueSky -罪と愛と友情と-___








海「いーな~スノードーム」








補修が終わって、定食屋で飯食って、夕方になった海岸で
昔みたいに五人で並んで座って海を眺めてた。


狼は変わらずの無言で、俺と太陽は『懐かしいな』なんてちょこっと話して
けどすぐにまた無言になって。

海と空は二人で話して。


昔と変わらない。







空「ピアスあんじゃん」



海「空のが高いんでしょ?」



空「らしいねぇ」



海「空買って」



空「やだよバカ」



海「バカじゃないし。てかそんな頭かわんなくね」



空「それね」






二人の会話に耳を済ませば、また仲がいいのか悪いのか

聞いてて面白い話声が聞こえてる。


笑いあって、でもその後は無言なって
ただ波の音だけが響いた。













戻ってきた時間。

変わらないメンツ。




ずっと何も変わらない。




そう、思ってた______





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