___BlueSky -罪と愛と友情と-___





陸side







太陽「俺らいつまでこうなんだろーな」






あんだけ騒いでた海も空も寝てしまって、
結局起きてるのは男三人。

寝静まった夜、波の音だけが聞こえてくるこの部屋で

俺は寝ながら太陽の方を見て、太陽は胡座をかいて布団の上に座り、狼は寝転んで天井を見ていた。



そんな静まり返った部屋で、太陽がポツリと呟いた。

その目は隣で眠る空を捉えていて...







陸「こんなんって何だよ」






俺は、、
今のこの関係を崩すのは嫌だ。

俺ら5人で...
ずっと一緒だって、そう思ってんだよ


なのに何なんだよ?







太陽「いつまで仲良しごっこしてんだよって。な?」





いつもの口調で狼に同意を求める太陽。

それに狼は何も言わず、ただ部屋に太陽の声が響いた。







太陽「離れんだよ。俺らだって」






そしてまた小さく呟いた太陽の目は、真っ直ぐ窓の外の海に向けられていた。


大学に行けば、自然と離ればなれになるかもしれない。
だから太陽の言ってることは納得...

納得できるけど!









んなこと言うなよバカ...




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