メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

決して嫌な訳じゃない…私はただ恥ずかしいだけ。
私の憧れだった事を冴木君は自然にすんなりやってのける…。
嬉しいんだけど誰かしらに見られると思うと躊躇しちゃうんだよね…。

「今日はお祝いなんだから♪…それとも…見ず知らずの人の前でキスされた方が良い、とか♪?」

ヤンチャな笑顔が悪戯な笑みに変わって小悪魔な冴木君が顔を出した。

『い……意地悪っ。』

「ふふっ…♪ほら、あーん…♪」

この後しばらく冴木君による意地悪な食事の時間が流れていき…お腹も心も満たされた私達は帰りの車中でも仲良く手を繋いでアパートまで帰った。
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