メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

『そんな言い方っ…!確かに…ちょっと申し訳ないけど…言えるタイミングが…!…楓さん、なんか最近ちょっと冷たいですよね。』

ジョッキに入ったオレンジジュースをストローで飲みながら思わず本音を吐露してしまった。

ハッとして楓さんを見上げると相変わらずの涼しい顔で…特に気にしてない様子。

「―そう?嫉妬かもね…♪看板娘をモノにされたから。」

『わ、私は物じゃありませんっ!』

人間だし!!

「…いや、そういう意味じゃないんだけど…。…ていうか、幾斗はイキナリどうしちゃったの?独立する為の修行でもしたいの?」

『…えっと……それは…』
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