メープル*パンケーキ【2巻】*Happiness story*

腰に回された細い腕に自分の腕を重ねて更に力を加え抱き寄せる。すると、少々慌てた夏音の声が聞こえた。

『わわっ…!』

「ふっ♪甘えてんの?」

『うんっ。…幾斗にくっ付いてると落ち着くの。…幾斗が一緒に居てくれて良かった。』

甘える元気が戻ってきて俺も安心。

「好きなだけ引っ付いてて良いよ♪」

『うんっ!…ありがとう、幾斗。明日も…宜しくお願いしますっ。』

「当ったり前じゃん。ていうか、甘えるのは寝る前に甘えてほしいなぁ~♪?…俺、我慢出来なくなって夕飯どころじゃなくなるよ?」
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