先生を愛した日々

「あーあせっかくチャンスだったのに」

「だって・・・だってさー」

「さぁー土産見よぉー」

といって歩いて行ってしまった亜紀を追って歩いた



土産を見ていると後ろから何か影が・・・

「こんにちわ」


にっこにこの笑顔の優一先生だった
今更「こんにちは」なんて明らかにおかしい

きっとさっきのことが気になってわざわざ声をかけてくれたんだと分かった
しかし、私はそれに気付かないふりをした


そして向こうに歩いて行ってしまう先生を見ていたらなんかいきなり離れていってしまうのを寂しく感じ、なぜか急にアドを聞きたくなったのだ

亜紀を置いて先生を追いかけ、後ろから

「先生!」


< 62 / 71 >

この作品をシェア

pagetop