温かい絆を教えて
クリスマスの朝。

8時に目が覚めた。
今年はクリスマスプレゼントは無いが、ショウタが横に寝ている。

ショウタがいることに何故かちょっと安心した。

顔を洗って身支度を軽く整えてショウタを揺すって起こす。

「もうすぐバイトに行くから、目が覚めたら帰ってよ」

「はいはい、ちょっとコーヒーとかないの?目が覚めない」

目を瞑ったままショウタが答えた。
もしかして、起きていたのかもしれない。

「飲むの?」

「マイカだけ飲むっておかしくねえの?」

「そうかな?」

「服着るからコーヒー淹れてきてよ」

「分かったわよ」


結局、コーヒーを飲んで、連絡先を交換して、ショウタは帰って行った。



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