温かい絆を教えて
シャワーから出てきたショウタに近づいて、抱き締めた。
「マイカ?」
「ん?」
「なんか、珍しいじゃん」
頭を撫でてくれる。
「そうかな?」
キスをする。
それだけで離れたくない思いが巡る。
「ベッド行こう?」
寝室にショウタを連れていき、立ったまま抱き付いてキスをする。
ショウタの体を、この2年で馴染んだ体を触る。
もしかしたら、最後になるかもしれない。
果てるまで、触れ続けた。