冷血部長のとろ甘な愛情
好きだから
寝不足な朝。
昨夜いろんなことを考えていて、なかなか寝付けなく睡眠時間はたったの三時間。1日もつかな。
それよりも部長に断らなくては……。
悩みに悩んだ結果、今夜は坂本くんと食事をすることにした。食事だけでホテルには行かない。部長に言われたからではないが、終わりにしようと話すつもり。
まずはいつ部長に断るかな。朝会えればいいけど。
しとしと降る雨の中、傘をさして駅まで歩く。会いたいと思っていた人の姿が見えた。これは運がいいかも。
「おはよう」
「おはようございます。よかった」
「何が?」
「お話したかったので」
駅で会えたのは好都合だ。会社で話す時間があるかなと不安だった。
だけど、良いことを言われるのかと期待しているようで優しく微笑む彼を見て、心が少し痛む。
断ったらどんな顔をするんだろう。ホームで電車を待つ列に並んでから口を開く。電車はあと二分でホームに入ってくる。
「今夜申し訳ないんですが、予定があってご一緒することは出来ません」
「どんな予定?」
昨夜いろんなことを考えていて、なかなか寝付けなく睡眠時間はたったの三時間。1日もつかな。
それよりも部長に断らなくては……。
悩みに悩んだ結果、今夜は坂本くんと食事をすることにした。食事だけでホテルには行かない。部長に言われたからではないが、終わりにしようと話すつもり。
まずはいつ部長に断るかな。朝会えればいいけど。
しとしと降る雨の中、傘をさして駅まで歩く。会いたいと思っていた人の姿が見えた。これは運がいいかも。
「おはよう」
「おはようございます。よかった」
「何が?」
「お話したかったので」
駅で会えたのは好都合だ。会社で話す時間があるかなと不安だった。
だけど、良いことを言われるのかと期待しているようで優しく微笑む彼を見て、心が少し痛む。
断ったらどんな顔をするんだろう。ホームで電車を待つ列に並んでから口を開く。電車はあと二分でホームに入ってくる。
「今夜申し訳ないんですが、予定があってご一緒することは出来ません」
「どんな予定?」