甘い罠

色々あったけど、ついに夏祭りの日!



あれから一度も拓磨と会っていない


隣で物音もしないからきっと、帰って来ていないんだと思う




まぁ、気まずいから会いたくないし


さて・・と


浴衣をさがしているとお兄ちゃんが来た


「何をおさがしで?」


『浴衣・・・』


「遥の浴衣ねっと・・・ほら!」



ポイっと渡されたのはあたしのお気に入りの浴衣



お兄ちゃんが買ってくれたやつなんだけどね



黒地で桜の模様が入っているやつ


『さすがはお兄ちゃん!ありがとう』


「いーよ・・・そのかわり、一番に見せてー」



『うん、わかった!』



そういって、着付けをしに部屋に戻った
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