危険なアイツと同居生活【番外編】






「あー。蒼いたいた」




そう言って現れたのは慎吾で。

蒼と同じような普通のジャージを着ている。

そんな慎吾は苦い顔をして蒼に告げる。




「優弥がさぁ……

すっごい目立っててさぁ……」



「……やっぱり。気付かれないようにしないと」




蒼が嫌な顔をしている間にも、辺りから悲鳴があがり、ざわざわする。





「マジで?艶がいるの?」




なんて声が聞こえてきて……




「てめぇら、何だそのやる気のないカッコは!」




そう言って現れた優弥さん、やっぱりすごい格好をしていた。


< 117 / 169 >

この作品をシェア

pagetop