危険なアイツと同居生活【番外編】
「あー。蒼いたいた」
そう言って現れたのは慎吾で。
蒼と同じような普通のジャージを着ている。
そんな慎吾は苦い顔をして蒼に告げる。
「優弥がさぁ……
すっごい目立っててさぁ……」
「……やっぱり。気付かれないようにしないと」
蒼が嫌な顔をしている間にも、辺りから悲鳴があがり、ざわざわする。
「マジで?艶がいるの?」
なんて声が聞こえてきて……
「てめぇら、何だそのやる気のないカッコは!」
そう言って現れた優弥さん、やっぱりすごい格好をしていた。