危険なアイツと同居生活【番外編】
「てめぇら!俺が勝ったら、活動再開だからな」
「えぇ!?」
「大学生最後の年を、Fに捧げるがいい!」
「もう……そんなこと大きな声で言わないでよ……」
蒼の言葉の通り、三人は人々に囲まれてしまって。
さっきよりも大きな悲鳴に襲われる。
「碧!?碧がいるの?」
「マジでかっこいい」
久しぶりにそんな声を浴びる蒼。
やっぱり嫉妬してしまうが、人気は健在だと知って嬉しかった。
きっと、蒼は安心してFに戻ってこられるね。
今だって、こんなに人気者なんだから。