僕等のネイロ
「あぁ!!あんたらのCD、ここでも売ってるんだよ」


おばちゃんが指さした先には、リリースされたばかりのORANGE×RHYTHMのCDが並べられていた。


「あぁ!!ありがとう!!」


「これが結構売れ行き良くてねー!!すごいねぇ。卒業するときにはサインをこのカフェテリアに寄贈してね」


「あはは!!いいよ!!するする!!」


会話を交わして、カフェテリアを出た。


足取りが重い。


教室に戻っても、朝の間は玲菜と言葉を交わすことは無かった。
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