僕等のネイロ
「皆さん!!」


告別式が終わった後、翔のお母さんが来た。


「今日は翔のためにありがとうございました」


お母さんは頭を深々と下げた。


「いえ…」


「あの、これ、翔が作った曲みたいなんです…もらってやってくれませんか??」


お母さんはCDと数枚の紙を差し出した。


「でも…」


「いいんです。あなた達に渡した方が翔も喜ぶわ」


そんな事言われたらもらうしかなかった。


ありがたくいただいた。


どんな曲なのかな…。


私の家に集まって聞く事にした。
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