隣人が世話焼きな件について

〜気付かない想い〜浩介side



2歳の時に隣の家に生まれた女の子


生まれたその日に母親に連れられて行った病院で見た小さな小さな女の子


子どもながらにその小さな女の子を一生守るんだと決意した






佳香の両親は仕事が忙しく、佳香は俺の家で過ごすことがほとんどだった



俺が高校生になる頃、佳香は家に来なくなった




代わりにたまたま久しぶりにあった佳香のお母さんに「ごめんね」と言われ合鍵を渡された



その日から今度は俺が佳香の家に毎日行くようになった




佳香は「どんだけ世話焼きなの?」って言ってたけど、俺は別に面倒見がいいとかじゃない


佳香のためにやりたいことをやってるだけ






当の本人は俺のことなんて全く男だと思っていない


ほら今日も朝起こしに行くとキャミソールに短パン



「はぁ…」



相変わらずの身内ポジションに思わずため息もこぼれる












いつものように朝食を食べていると佳香から『もうこなくていい』と告げられる




朝食を食べ終わるとすぐに佳香の家を出て、その夜からそこには行かなくなった



好きな男でもできたのだろうか…



小さな頃からいつも後ろを追いかけてきた佳香



佳香の家に行くようになってからも文句は言われても拒否されることは初めてだった





突然佳香の家に行かなくなった俺に母親は「喧嘩でもしたの〜?」と呑気な声をかけてくる



喧嘩の方が何十倍もマシだ




1週間佳香のいない生活を送った




やっぱり考えることは佳香のことばかり







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