好きですか? いいえ・・・。





「あら、十志子。長風呂だったわね。」



「まあね。」私は髪の毛を拭きながら、平静を装った。



「落合くんもお風呂入りなよ。」



落合くんは少し腰を浮かせて、お母さんの方を見た。お母さんは落合くんに親指を立てた。



「すみません。それじゃあお借りします。」



そして、落合くんは着替えを持って、脱衣所に向かった。




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