後輩なんて本気になりません!
婚活パーティー


俊哉と彩乃が?
もう会うことはないと思っていたのに
それもあたしにとって
1番大切な友人の彩乃の旦那に
なるのだったら
嫌でも顔を合わすことになる
そう思うと色々複雑すぎて眠れず
朝がやってきた。


「何かあったの?なんなのその目
その目に活気がない!」
同期の恵はあたしを見てすぐにそう言った。


「恵さん!何故わかる?」
冗談っぽく返すと
向こうも冗談っぽく話してくる。


「うーんそれはですねぇ
同期で入社してもう何年?
えっ!!!うそっ!!!」


突然悲鳴を上げる恵。


「うん?何が嘘?」


「あたしたち入社してもう8年目よ」


「ですねっ!20歳で入社して
もう28だもの
そろそろお局だわね」


「やばっ!
何人の後輩に抜かれたのかしらね
やっぱ婚活パーティー行こっ!」


「婚活パーティーねぇ
あたしも行こっかな?」


「この前まで「いいね!」とは言っても
乗る気じゃなかったくせに
何の心境の変化?」


「まぁーね」


俊哉が結婚すると聞いて
置いていかれたみたいで
相手さえいないあたしは
さえない気持ちになっている。


「その心境の変化は?」


「元カレがさ
結婚するの」


「け・結婚???
別れてまだ数ヶ月でしょ?」


「だいたいわかるでしょ
別れて数ヶ月で結婚って」


「ちょこっと手を出した浮気相手に
子供ができた?
それが陽菜たちの別れの原因になったとか?」


「ちょこっとじゃないなぁ
ずっと数ヶ月二股かけられてたってこと
しかもね!相手がさ
偶然にもあたしの専門の友達ってね
しかもしかも結婚式に招待されてるし」


「はぁ?何それ!
陽菜大丈夫?結婚式で暴れないでよ~ 」


「大丈夫!
のつもり・・・」


そんな真剣な話をしているのに
そこへ龍馬が現れた。




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