時空を飛び越えました~私の知ってる新撰組ではないようです~
食事を運び、しばらくしてゾロゾロと人が集まりはじめた。
みんな定位置があるようで、迷うことなく席についていく。
ん??え、私もココ??なわけないよね。
この部屋で食事するのは、幹部の人間だけだと山崎から聞いていた一花は、食事は別の場所出だろうと思い、場所を聞こうと山崎を探した。
しかし、肝心の山崎の姿は何処にもない。
いないんですけど。
「おい、そこで何をしている。こっちだ」
『え??』
斎藤の声に一花はキョトンとしながら、自分に指をさした。
「そうだ。ほら、早く来い」
『あぁ、はい。今すぐ行きます』
さっさと来い馬鹿者。とまでは言われないが、顔がそう言っているのでサッと斎藤の隣の席に着いた。