太陽のように、眩しいあなたへ。
「アキ!アーキ!仕事行ってくるね!ご飯冷蔵庫だから食べてね。」
身支度を済ませてから、起きる気配の無いアキの体を揺さぶる。どうせ起きないのはわかっている。後でLineしておけば良いかと背を向けた瞬間、強く手首を掴まれた。
「え?」
「…ヒマリ、今日何時上がり?」
目を閉じたままのアキが弱々しい声で尋ねる。
「早番だから、6時にはあがれるかな。」
「じゃあ、7時に迎えに行く。」
そうとだけ言い、再び夢の中へと帰って行った。