6人目
「他に誰がいるんだ」

男性は男を指差す。

「おばあさんが、お前がぶつかったせいで倒れたんだぞ。謝れよ!」

「……」

男は小首を傾げる。

「謝る?謝るだと?この俺に謝れと言うのか?」

「当たり前だろう!」

男性は男に詰め寄った。

…間近で見ると、男は美丈夫だった。

凍りつくような眼差し、黄金色の頭髪、透き通るような白い肌、男とは思えないような妖しい色気。

同性から見ても、ゾクリとするほど美しい容姿をしている。

しかし。

「おばあさんが怪我してたらどうすんだ!謝れ!」

正義感を振りかざし、男性は男の肩を摑んで。

「!?」

その腕をへし折られた。

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