夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】

「っ…お願いッ…!やめてッ…!
その子に酷い事しないでっ…!!」

アカリさんの叫び声が聞こえたと思ったら、私はアランに首の後ろを手刀で殴られて、床に倒される。


っ…ダメ……。
このまま、…気を失ったら……。

何とか意識を保とうとするが…。
アランとアカリさんの声が、遠くなっていって…。
もう何を話しているのか…。よく分からない。

……。

薄れゆく意識の中で、最後に微かに聞こえたのはアカリさんの声。


「あの子を…。
ユイちゃん、ヒナタをよろしくね……。」

そう呟いて、アランに強引に引かれて連れ去られて行くアカリさんが…。私のボヤける視界に映った。


っ…ダ、メ……。
アカ…リ、さん……。

……。
………。

私は、そのまま気を失ってしまった。


……
………。
< 200 / 402 >

この作品をシェア

pagetop