夢の言葉と失われた追想【夢の言葉続編④】

自分の手で描いていこう。
過去を覆すような、最高に幸せな未来の物語を…。

俺には…。
いや、俺達ならきっと出来る。


”お二人はまさに運命の相手!
どんなに困難な事があっても、その度に互いが補い支え合い、乗り越えられる理想のご夫婦ですよ。”

…そうなんだろ?神様。

”前途多難”、上等だ。
途中何があっても、アカリと一緒なら…。
俺にとっては、最高のハッピーエンドになるんだからな。


「俺の帰る場所は、アカリだけだから…。
ずっとずっと、愛してるよ。」

「///……ヴァロン。」

頬を染めて微笑むアカリを抱き寄せて、俺はそっと唇を重ねた。

……。
その、まるで結婚式の誓いのキスのような口付けを交わして…。俺達は別れた。

アカリに見送られて、仕事に行く。

”いってらっしゃい”と”いってきます”…。

”おかえりなさい”と”ただいま”を、これからもずっと交わせる未来を信じて…。

……
………。
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