クールなヤンキーくんの溺愛が止まりません!~夏は別れの危機?!~


「黒川くんは口数少ない方だから、一見なに考えてるのかわかんないのかなー?って思うけど、意外とすぐ顔に出ちゃうから」


「……」


水田は、俺のことも沙良のことも藤枝のことも全部わかりきってるみたいな言い方だ。


「けど…音楽は全然わかんない」


「音楽?」


横に座る水田の顔を覗くと、すごく悲しそうな目で海を見つめていた。


音楽なんて、聞いてないのになんでも自分からペラペラ話すやつなんだから、1番わかりやすいと思うのに。


水田はそんな音楽の気持ちがわからないって言うのか?



『美蘭ちゃんが怒ってる』



そういえばお昼、音楽がそんなこと言ってたっけ。



「そういや昼間、音楽となんかあった?」


「…え」


「いや、あいつすげぇ悩んでたから」


「…そうなんだ」



水田はそう言って少し困ったように笑った。



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