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「あ、緋山君。今日のお昼は何がいい?
買ってくるよ。」
「なんでもいいけど……。多分寝てるから。」
「んー、じゃあ、何か買ってくるから食べたいものがあったら連絡してね。お昼頃に仕事終わるから。」
「分かった。雨が降るみたいだから傘もっていきなよ。」
「うん!じゃあ、握手しましょう!」
「なんで敬語……?」
これで4回目の握手。
結構慣れてきたけど、まだ手をのせるのに精一杯だ。
それでも、懲りずに緋山君は何度も手をのせてくれるから嬉しい。
「急がないと間に合わないんじゃない。」
「あっ!朝ごはんとかも用意しないと!」
そう言い、バタバタしてるとずっと見られてる感じがした。
後ろを向くと緋山君が見ていた。
「あ、分かったんだ。」
「人の視線は感じやすいから……。」
だから、人の視線を怖く感じるんだ。
「ごめん。でも、面白くて。」
「面白い?」
「朝から元気そうだから。」
「えへへ、緋山君は眠そうだね。」
「まぁね。いつも寝てる時間だから。」
いつも寝ている時間なんだ。
私は基本バイトじゃない日でも普通にバイトを入れていたから、この時間はたいてい起きている。
これからの日曜日はバイトを入れないようにしよう。
そして、緋山君ともっと交流できる時間を増やそう。
そのために沢山働かないと……!
「準備してくるね!」
「ん。」
買ってくるよ。」
「なんでもいいけど……。多分寝てるから。」
「んー、じゃあ、何か買ってくるから食べたいものがあったら連絡してね。お昼頃に仕事終わるから。」
「分かった。雨が降るみたいだから傘もっていきなよ。」
「うん!じゃあ、握手しましょう!」
「なんで敬語……?」
これで4回目の握手。
結構慣れてきたけど、まだ手をのせるのに精一杯だ。
それでも、懲りずに緋山君は何度も手をのせてくれるから嬉しい。
「急がないと間に合わないんじゃない。」
「あっ!朝ごはんとかも用意しないと!」
そう言い、バタバタしてるとずっと見られてる感じがした。
後ろを向くと緋山君が見ていた。
「あ、分かったんだ。」
「人の視線は感じやすいから……。」
だから、人の視線を怖く感じるんだ。
「ごめん。でも、面白くて。」
「面白い?」
「朝から元気そうだから。」
「えへへ、緋山君は眠そうだね。」
「まぁね。いつも寝てる時間だから。」
いつも寝ている時間なんだ。
私は基本バイトじゃない日でも普通にバイトを入れていたから、この時間はたいてい起きている。
これからの日曜日はバイトを入れないようにしよう。
そして、緋山君ともっと交流できる時間を増やそう。
そのために沢山働かないと……!
「準備してくるね!」
「ん。」