君を、ずっと。【完】



「岸君って、もしかして三年の時二組だった?」

「あっ、そうそう。思い出してくれた?」

「うん、クラスだけは」


パスタ屋さんに入って、パスタを頼んでくるまでの間岸君のことを少し思い出す。


「で、君たち昨日から?」

肝心なことを、忘れていた。


昨日私が帰ろうとした時、すみれと一緒にいたのは紛れもないこの、岸君だ。

どっちからとかそういったことは正直どうでもいい。

でも、ちょーーっと付き合うの早すぎませんかね。

あぁ、もしかしてそういうこと?


すみれはそういう子じゃないって私思ってたんだけどなあ…


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