君を、ずっと。【完】



「はあ?あんたが理人の彼女?」

「そ、そうです…」


金髪で私なんかよりばっちりメイクをしているこの子に、押し負けそうになるも頑張ってその場から逃げずに立ち尽くす。


「ちょっと!理人、本当なの!?」

怒ってる。
口調だけでわかる、それにきっと神山だって―



「…ああ、悪いけど俺こいつしかいらねえから」



グイッと引っ張られた腕。

いつの間にか神山に肩を抱かれていて。


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