なにがどうしてこうなった?!
「綾乃、綾乃は綾乃だよ。俺が好きになって愛しくて仕方ない大切な人。綾乃はご両親に、そしてお姉さんに愛されて素直にすくすくと真っ直ぐに育った。素敵な女性だよ。」

「俺の意思は今の話を聞いても変わらない。むしろそんな綾乃にもっともっと愛されてるって自信を持って言えるくらいずっと囁き続けるよ。俺をもっと頼って?甘えて欲しい。」

「綾乃のお姉さんに会わせてほしい。綾乃をお嫁さんに貰えるように挨拶に行かせてくれないか?」

そう抱きしめて見つめて伝えると

更に涙を流しながらコクコクと頷く綾乃

「ありがとう。嬉しい。」

そう言って抱きついてきてくれた。

綾乃から初めてくっついてきてくれた。
やっと綾乃が俺の所に来てくれた。

そう感じだった瞬間だった。
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