本当の私を愛して
そこには綺麗な湖

湖の近くに座ると

小鳥やリスが近寄ってくる

『お待たせ』

私の友達

もちろん動物と話せることはできないけど

私の周りで遊び始めている

ここだけが私の居場所

周りの目も気にせず、ゆっくりできる

私は寝そべり

空に向かって

『私は・・何のために生まれてきたの?』

「んー・・それは知らない」

思いもよらず、返答があったことに驚いて起き上がると

私と同じ金色の髪。くっきりとした鋭い目。

顔の整った男がいた

『誰?』

「ごめん。驚かせるつもりはなかったんだけど。あの子に水をあげたくて」

指差す方向に白馬がいた

「迷ってさ」

と苦笑いしていた

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