【完】学校1のモテ男と同居はじめました





* * *






「洸くん、もう行くらしいですよ!!」





まだ部屋で支度をしていた洸くんに呼びかける。






「あ、今行く」





洸くんの後に続いて階段を降りようとしたら、急に洸くんが立ち止まって振り向いた。





「…?忘れ物で…」






私がそう言いかけた時





ほんの一瞬、



そっと唇が重なった。






「何度も言うけど。

新奈ちゃんが離してって言っても離す気ないから。覚悟してよ?」




「…っ、もちろん!!」




「顔真っ赤だし」




「なっ…う、うるさいですよ!!」



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