【完】学校1のモテ男と同居はじめました
目の前が全部、キラキラ。
私たち以外に人がいないから、まるで2人だけの空間にいるみたいで。
「綺麗…」
イルミネーションを見上げていると、そっと後ろから洸くんに抱きしめられた。
「えっ…」
「高橋さんから全部聞いた」
いつの間に…
「やましいことは一切ないから信じて」
洸くんの力強い言葉に、ゆっくりうなずく。
…でも一つだけ気になることが。
「…じゃああの人は誰なんですか?」
「あー…姉さんだよ。海外に留学してて一時帰国したんだ」
ほっ。
なんだ、お姉さんだったんだ。