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告白
随分と弱ってしまった由梨は駅まで歩くもの辛そうだった。


あたしは由梨を連れて近くの公園までやってきた。


由梨をベンチに座らせ、自販機で500ミリのペットボトルのお茶を買ってすぐに戻った。


「これ、飲んで」


そう言ってキャップを外したお茶を差し出すと、由梨は恐る恐るひと口飲み、後は一気に半分くらいを飲みほした。


由梨が大きく息を吐き出す。


同時に、その目からようやく涙がこぼれた。


「里佳……里佳……だよね?」


あたしの顔をマジマジと見て由梨が確認する。


「そうだよ、あたしだよ」


「里佳、あたし……あたしっ……」


崩壊した涙腺は止まらない。


由梨は次から次へと涙をあふれさせた。


あたしは何も言わず、由梨の体を抱きしめた。
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