君には僕しか見えない。


前から二番目に座った俺の後ろから、ガイドの
人同様カウントダウンをする人達の声が、
嫌でも俺の耳に届く。


そんなにカウントダウンしなくてもいつかは
スタートするのだから少し黙っててくれ。


余計に緊張するじゃないか。



そんな俺の小さな願いもむなしく、たった
十秒ほどのカウントダウンは終わり、ガイドの
人のスタートの笑顔を合図に、俺達の乗った
ジェットコースターは動き出したのだった。
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