backŁØνЁ~あの日に戻れたら~

俺の過去《龍雅said》

俺は、いわゆる捨て子。
俺は、彫師の親父とキャバ嬢してた母さんの間に産まれた一人息子。
っても望まれて生まれてきたわけじゃない。
仕方なく産んだ。
ってか産むしか選択肢がなくなっていたって言った方がいいんだろうな。
俺の妊娠に気づいた母さんは俺を妊娠してもぅ5ヶ月後半頃だったらしい。
詳しくは知らねぇけど細い母さんは少し太ったとしか思ってなかったんだろう。
産まれてからはちゃんと育児してくれてた。
小1までは。

母さんが俺をちゃんと育ててるのがムカついたんだろうか、理由は知らねぇけど親父は母さんに毎日の様に暴力をふるった。
俺らが逃げれねぇように自分の腕にある龍の墨と同じものを俺と母さんの腕に彫った。
抵抗出来ねぇように数人で押さえ付けて。
それでも母さんは親父を愛してた。
でもそんなある日。
母さんは買い物から帰ってこなかった。
怒り狂った親父は俺に暴力をふるった。
スッキリした親父も母さんと同じように出てったきり帰って来なかった。
一人取り残された俺はひたすら母さんを呼んだ。
破れた服でアザ、傷だらけの体で何度も何度も。

そんな俺を隣の家のおばさんが見つけてくれ俺は警察に保護され病院で手当され施設にいれられた。
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