君が思い出になる前に…
「食べる?」
パンを持った手を更に差し出した。
「あ、ありがとう」パンを受け取ろうとすると、手を引っ込めた。ん?
「200円…!」
満面の笑顔で絵美が言った。ちゃっかりしてるなぁ。ちゃっかりしてるのはおれの方か?
こんなラフな感じで付き合ってたんだっけ?
恥ずかしくって、まともに顔も見れなかったような気もするけど…。
財布、財布…。あるのか?あった。
「はい、200円…」ちゃんと財布、学生服の中に持ってたし…。
絵美はお金を受け取るとパンを手渡して、そのお金をまた差し出した。
「冗談よ。おごってあげる」
なんか、うれしそうな顔してる…。
「あ、いや、いいよ…」
拒否しようとしたら、
「いいから、ちゃんと食べてね」
強引におれのポケットに手を突っ込み、お金を返してくれた。
いいのかなぁ?…。揚げパンかぁ、懐かしいなぁ。昔よく食べた…。
「今日の祐ちゃん、なんかいつもと違~う」
絵美が少しだけ、首をかしげた。
祐ちゃん?
15年前に、そんな呼ばれ方してたかなぁ?
「そ、そぉ?そんな事ないよ…」
ごまかす訳じゃないけど、多分15年前のおれじゃないって事だけは確かだ。
「日記、あとで渡すね」
ウインクして絵美が言った。ドッキリ!
日記?
あっ、そっか!
交換日記だ!
5月の連休前あたりから始めたんだ。
きっかけは…、きっかけはなんだったっけ?…。
パンを持った手を更に差し出した。
「あ、ありがとう」パンを受け取ろうとすると、手を引っ込めた。ん?
「200円…!」
満面の笑顔で絵美が言った。ちゃっかりしてるなぁ。ちゃっかりしてるのはおれの方か?
こんなラフな感じで付き合ってたんだっけ?
恥ずかしくって、まともに顔も見れなかったような気もするけど…。
財布、財布…。あるのか?あった。
「はい、200円…」ちゃんと財布、学生服の中に持ってたし…。
絵美はお金を受け取るとパンを手渡して、そのお金をまた差し出した。
「冗談よ。おごってあげる」
なんか、うれしそうな顔してる…。
「あ、いや、いいよ…」
拒否しようとしたら、
「いいから、ちゃんと食べてね」
強引におれのポケットに手を突っ込み、お金を返してくれた。
いいのかなぁ?…。揚げパンかぁ、懐かしいなぁ。昔よく食べた…。
「今日の祐ちゃん、なんかいつもと違~う」
絵美が少しだけ、首をかしげた。
祐ちゃん?
15年前に、そんな呼ばれ方してたかなぁ?
「そ、そぉ?そんな事ないよ…」
ごまかす訳じゃないけど、多分15年前のおれじゃないって事だけは確かだ。
「日記、あとで渡すね」
ウインクして絵美が言った。ドッキリ!
日記?
あっ、そっか!
交換日記だ!
5月の連休前あたりから始めたんだ。
きっかけは…、きっかけはなんだったっけ?…。