罪な男


「私 大輔のこと本気なんですよ。

だから先輩と切りたいんです。関係を。」


嘘が口から溢れる。

それを聞いた時の先輩は、ひどく泣きそうな顔をしていた。



抱きしめてあげたい。


本当は先輩のこと 好きって言いたい。


でも それを言って関係を続けたとしても

いつか先輩に私は不必要な存在になる。


< 33 / 78 >

この作品をシェア

pagetop