君から最後の恋文 〜love-letter~

2枚目


恋文へ

俺は昔から本音とか気持ちとか

大事なことほど口に出すのが苦手で

誤解されていきてきたんだ

でも恋文はそんな俺に笑顔を向けて話しかけてくれた

すごく嬉しかった

人とかかわらない方が楽だって思ってた

だけどやっぱり1人じゃ寂しくて、つまらなくて

恋文がいたから人を好きになれた

恋文がいたからいろんな気持ちを持てた

恋文がいたから毎日が幸せで

恋文が俺を好きになってくれたから

今日も、笑えるんだ

俺さ、ちゃんと恋文の事

好きだよ


今はまだ口では言えないけど

ちゃんと言うから、それまで手紙でいいか?

いつか、きっと言うから


『愛してる』って


-櫻-

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