君から最後の恋文 〜love-letter~


「櫻ちゃん」


「何?」

優しく微笑む櫻ちゃんの顔がオレンジに染まっていてすごく、綺麗だ。



「こっち来て?」

そう言えば、櫻ちゃんは私の隣に座る。


「ぎゅぅってして」

やばい、泣きそう。


「うん」

一瞬、目を見開いてぎゅっと抱きしめてくれた。


ずっと、観覧車…回ってて。



降りたくない。


そう思わずにはいられない。

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