君から最後の恋文 〜love-letter~


振り返ると真剣な顔の櫻ちゃん。


「なぁに?」

そう微笑む。



ここは大きなツリーの前。

キラキラ、ゆらゆら


他の何よりも、輝いている。


すごく、綺麗。



櫻ちゃんは私の腕を引いて

すっぽりと大きな櫻ちゃんの体に飲み込まれた。



ぎゅぅぅって抱きしめられて
そっと櫻ちゃんの背中に腕を回す。


最後……かな。



櫻ちゃんから抱きしめられるの。

ずっとこのままでいたいなぁ。
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