君から最後の恋文 〜love-letter~


【優咲side】


星川くんに


『恋文は、この世にはいない』




そう告げられてから弱った私を

星川くんと星川くんの友達の李人くん。

たくさんの友達が支えてくれた。



恋文とは、すごく仲が良くて。



姉妹のような関係だった。




「ふぅ…」


私が深く息を吐いて封を開けると

李人くんは

大丈夫

とでも言うように、頭を撫でてくれる。




あぁ、もう。

そんなことするから、好きになっちゃうの。


恋文がいたら、相談してたのに。




もう、いないんだね………



手紙を開くとそこにはまだ記憶に残ってる

恋文の可愛い字。


それだけで、泣いちゃう私は

もう恋文依存症かもしれない。

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