【対談】桜雛×キャラ
「はい、桜雛。」


アンジェリーナがコーヒーを持ってきてくれた。


遠慮なく飲んでいると、アンジェリーナが呟いた。


「コーヒーをブラックで飲むとこ、和さんと同じね。」


「坂下さんの飲食物の嗜好、自分と一緒にしたんや。

但し、タバコは除く。」


「そう…。」



「ところでアンジェ、会いたいって…今度は何?」


「用は無いよ、ただ世間話したかっただけ。」


「ふーん。

じゃあ、私が聞いて良い?」


「何を?」


「タクヤは?」


「は?」


「お膳立ては、したんだけど?」


「彼氏に昇格とか?」


「そ。」


「やぁだ、ナイナイ。」


「ナイんか…。」


「私の気持ちは、変わらないよ。」


「そっか。」 


私は、コーヒーを飲み干しながら思った。


いつか、タクヤ使って書くのも、悪くないな…と。



「飲み終わったら、さっきのインフォメーション前まで行こうか?」


「桜雛の好きな奏者が出るんだって?」


「『大阪クラシック』の一環で、無料なんだけど…どうよ?」


「ビートルズとクラシックを、ごった煮にしてるんだって?

面白そうだから、たまには付き合うよ。」


「後悔させないから、安心していいよ。」


「何言ってんの、桜雛が演奏するわけじゃないでしょ?」


アンジェが、私の背中をバシバシ叩きながら笑う。


や…やめんか。


HPが、減って…いく…。



 
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GAME OVER

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