「素直じゃない」
捕まえる~柚鷹(ゆたか)~
「ちっ、逃げられた。」
逃げ足が早いヤツだな。今度は絶対離さない、、、
「羽田ちゃんが走っていったけど、何かしたのか?」
同期の永冶(ながや)がコーヒー持って話しかけてきた。
「何もしてない。」
「ふっ。何もしてなきゃ、逃げるように走っていくわけないだろ。」
正論だが、癪に触るなコイツ。
カチッ。永冶は煙草に火を付けてベンチに座った。
永冶は黙ってればイケメンだ。しかも仕事ができる。ついつい俺も頼りにしてしまう程だ。
「まさか、柚鷹が4歳も年下に手を出すとはね。」
「真帆は18には見えないが。」
「確かに。お前も22には見えないけど(笑)」
自分が老け顔なのは自覚してるので否定はしない。
だが、言われっぱなしも嫌なので
「俺、戻る。」
「んー。りょ」
「永冶は全然歳を感じないが整形してるのか?」
そう言って休憩所を去ることにした。
後ろで、「そんなわけねーだろ!!」と声がしたが聞こえないフリを決め込んだ。
さて、今日の業務も終わりそうだし真帆を捕まえて帰るかな。
お客がいなくなったレストラン内でたのしそうに談笑しながら掃除してる姿を横目で追いながらそう考えた。
「藤~、夜のミーティング始めるぞ~」
リーダーが呼ぶとわらわら皆が集まってミーティングが始まった。
「えー、皆さん今日もお疲れ様でした。今日のレストランcity.の入れ込み人数は全体で1100人です。クレームもなくよかったと思います。これからも続けてください。以上です。」
皆、お疲れ様でしたーと言って上がっていく。
よし、俺も上がろう。
逃げ足が早いヤツだな。今度は絶対離さない、、、
「羽田ちゃんが走っていったけど、何かしたのか?」
同期の永冶(ながや)がコーヒー持って話しかけてきた。
「何もしてない。」
「ふっ。何もしてなきゃ、逃げるように走っていくわけないだろ。」
正論だが、癪に触るなコイツ。
カチッ。永冶は煙草に火を付けてベンチに座った。
永冶は黙ってればイケメンだ。しかも仕事ができる。ついつい俺も頼りにしてしまう程だ。
「まさか、柚鷹が4歳も年下に手を出すとはね。」
「真帆は18には見えないが。」
「確かに。お前も22には見えないけど(笑)」
自分が老け顔なのは自覚してるので否定はしない。
だが、言われっぱなしも嫌なので
「俺、戻る。」
「んー。りょ」
「永冶は全然歳を感じないが整形してるのか?」
そう言って休憩所を去ることにした。
後ろで、「そんなわけねーだろ!!」と声がしたが聞こえないフリを決め込んだ。
さて、今日の業務も終わりそうだし真帆を捕まえて帰るかな。
お客がいなくなったレストラン内でたのしそうに談笑しながら掃除してる姿を横目で追いながらそう考えた。
「藤~、夜のミーティング始めるぞ~」
リーダーが呼ぶとわらわら皆が集まってミーティングが始まった。
「えー、皆さん今日もお疲れ様でした。今日のレストランcity.の入れ込み人数は全体で1100人です。クレームもなくよかったと思います。これからも続けてください。以上です。」
皆、お疲れ様でしたーと言って上がっていく。
よし、俺も上がろう。