黒桜~サヨナラの前に~
第五章
皆はあたしのために戦ってくれた。
だから、あたしも戦わないといけないと、そう思った。
見つめれば、皆の目は真剣で、あたしを想ってくれているって感じたよ。
本当の仲間になれたとあたしは思う。
ただの自己満足で終わるなんて嫌だからね。
ありがとう。
最後まであたしは面倒な奴だったけど、見放さないでくれた皆はやっぱり優しかった。
皆に贈るよ。
最高の『ありがとう』を。