タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
授業の終わりごとに、私たちはいろんな話をした


それで分かったこと

先生は今、29歳だという事
先生は私と同じA型だって事
先生は普段はメガネで、前の方しか見えないから前の方しか不意打ちではあたらない事
実はほとんどの生徒の名前を把握しきれてない事


最後の1つは「マジ!?」と3人で声を合わせて言った

「私のことはわかります?」

とためしに聞いたら

「それくらいは分かるわっ」

とつこっまれた


こんな、他の人からしたら『普通じゃん!』といった事でも私は嬉しかったし、楽しかった


先生が好きだ

でもこれは恋じゃなくて、尊敬の敬愛だ

この頃はきっとまだそうだったはずなんだ…

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