カレは、超人気若手俳優…!? 〜ファンにはナイショの♡甘い恋♡〜
イスから立ち上がろうとしたアコちゃんの膝から、なにかが床に落ちた。


それは、さっき開きかけていた週刊誌だった。


「ごめん、環奈さんっ。それ、バッグの中にしまっておいてくれる?」

「うん、わかったよっ。いってらっしゃい」

「いってきま〜す♪」


手を振って、アコちゃんを見送る。


こんな週刊誌、アコちゃんのじゃなかったら、ゴミ箱にポイしていたところ。
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