永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「小梅!」


即座に立ち上がり、あたしの元へと歩いてくる。


こっち、来ないでよ……
逃げようと思った。


ぐらっ……


あ……やば……倒れる……


どさっ


「小梅!」


暑い……


「小梅!おい!小梅!」


あたしを抱き起こし、必死で名前を呼ぶ敦。


何か答えなきゃ。
これがもしかしたら最後の会話になるかも……


「あ……つし……すき……だよ……」


もうダメ……

がくんっとあたしは敦の腕の中で意識を手放した……


「小梅!しっかりしろ!」


敦、ごめんね……
素直になれなくて……


あたし、ほんとはあなたが大好きだよ


だからあたしだけを見て……



*番外編1終わり*

2に続く♪

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