湖都子のポエム7
変わらない現実……

感情を表に出すのが苦手で
クールに思われがちで
素直になれないオレは……

うまく言えないけど
キミの前では素直になれた

キミとならいつまでも2人でいられる気がしていた
キミといると別の世界が広がった気がして
キミと会うのが楽しみだったんだ

だえどキミはいなくなった
伝えたい思いがたくさんあるんだ

やっと会えたキミは……
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高校の時、早朝ランニングをしていた。毎日のように出会う新聞配達の女の子。いつも、かわいいなって、目で追ってた。どうしてもきっかけがほしくて、キミの近くに行きたくて……声をかけたんだ。

「おはよう、毎日大変だね。」
「おはようございます。」
思ったとおりの優しい声。ふんわりとしたかわいい笑顔……キミに堕ちていく。

この出会いは、運命だったりするの……かな?全部がかわいくて、ズルいよなぁっ……

それから、毎日挨拶を交わすようになった。でも、それだけじゃ足りない……よ。どうか……いつか……キミの心に……届きますように……

高校のサッカーの試合に応援に来てほしいって言ったら来てくれたんだ。水色のワンピースを着たキミ……かわいい……キミはなんでこんなに俺のことを惹きつけるんだろう……

彼女にいいところを見せたくて、いつも以上に頑張ったら、格上のところに勝てた。試合のあと、彼女を探した

「あんた、彼のまわりをうろちょろしないでくれる?あんたとは住む世界が違うんだよ……」
と言われ、キミが帰ってしまったのを知らなかった。

そして、彼女と会うことはなくなった。

キミのこと、美緒って名前しか知らなかったから……

高校卒業後、サッカーの選手になれた今……美緒ちゃんが会いに来てくれると信じていた。だけど、会いにきてくれることはなかった……

高校の友人で、バンドをやってる友達に久しぶりに会うことになった。彼女をつれてくるって……クソ……バンドも売れてるし、彼女もいて……リア充め……

友達が連れてきた彼女は、美緒ちゃんだった。今までいくつか失恋したけど、こんなに切なくなることはなかった。

アイツより、俺の方が先に出会っていたのに……「好き」って、もっと早く伝えていたら……

そして、美緒ちゃんは……
「初めまして……」って、言ったんだ。あの時のふんわりとしたかわいい笑顔で……
「初めまして……」と、笑顔で返した。笑ってるからって、つらくないわけじゃない。俺にだって限界はあるよ

会いに来てくれると信じていた。だけど、覚えてすらいなかった。それから、サッカーにも身が入らず、不調でレギュラー落ち……
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