恋人未満のルームメイト(大きな河の流れるまちで。リメイク版)
ふたたび、春です。
5年後。再び春。
川沿いには桜が美しく咲き、お花見日和だ。

私もお花見するためレジャーシートを敷き、お弁当を用意した。

私は今年で、36歳になった。今日は土曜日。
リュウもお花見するするために休みを取っている。

私は今も東野記念病院の中庭に建てられた、病児保育室の看護師の責任者として働いていて、
事務仕事が主になった。
リュウは相変わらず救急外来で主任救命医として働いている。

毎日のように、リュウは私の昼休憩の時間にやって来て、
一緒にお昼を中庭で食べたり、
アイスクリームを職員の数だけ買ってきたりして、休憩室で食べたりする。

すっかり馴染んで、くつろいでいるので、
サボってるリュウを探しに、と、言って、
桜子さんや、壮一郎さん、
柳先生や、菅原先生(2年前に内科の新人ナースと再婚した)までも、
入れ替わり、立ち替わりやって来ては、
私が作ってくるお弁当やお菓子とリュウが淹れるコーヒーを飲んで戻っていく。
勿論、小児科の医師は子供達の診察のついでに、と言って、休憩に来る。

中庭に面した職員の休憩室は、
窓が大きく取られていて、美しい中庭が見渡せるのだ。
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