あの日失った想い
私とハルは1回のロビーのソファーに座った。




「…」




あー、やばいかも。




あんなに張り切ってたのに、いざとなると言葉が出ないな。




何も言わない私を不自然に思ったのか、ハルが私の肩を叩いた。





「由佳里、話ってなんだよ?」




少し不機嫌な彼。まぁ、無理もないか。




任務を果たさなきゃ!





私は彼の瞳を見つめ、勇気を振り絞って口を開いた。
< 110 / 282 >

この作品をシェア

pagetop