あの日失った想い
瞬く星空の下、私は涙が止まらなかった。


星々は私を見守ってくれていた。



…いや、もしかしたら、狡い私を嘲笑していたのかもね……




私が狡いから、卑怯な人間だから。


だってね、私、今こう思っちゃうのよ。







『花恋なんていなくなってしまえばいい』








って………………





ほら、最低でしょ?人間失格だよね。郁麻の大切な幼なじみを消えろとか思っちゃった。



郁麻には、顔向けできない。もう会えない。

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